掃除機の部品を交換したい！パーツの名称は？ヘッドや棒の部分が壊れた場合の交換は？

掃除するときに、必ずといっていいほど使われるのは掃除機です。使用回数が多い掃除機はヘッドやパイプ（棒の部分）などのパーツが壊れやすく、故障する場所によっては使用時の使い勝手が非常に悪くなります。

そんなときは、ヘッド交換など各パーツの交換で改善できます。しかし、壊れたパーツをいざ交換しようとしたときに、名称がわからない・交換可能か判断がつかない場合がありますよね。交換自体に手間取ると、掃除をする気力も削がれます。

そうならないために、交換可能な掃除機の部品や部位・名称・耐用年数を知っている必要があります。この記事では、交換の目安になる破損具合・購入できる場所・汎用性の高いおすすめの部品とあわせてご紹介します。ぜひ目を通して、掃除機のトラブルに対応できる知識を身に付けてください。

掃除機の部品名はメーカーにより多少の違いがありますが、壊れた時に交換できる部位は類似しています。多くのメーカーで本体部分以外の部品は交換が可能です。

しかし、紙パック式の掃除機は本体部分の中でも交換できる部品があるなど、掃除機による違いもあるので、使用している掃除機と照らし合わせて確認してください。また、ここでは各種の専用ブラシ・充電器などを除いた、掃除機自体の部品名をご紹介します。

• ヘッド（ノズル）

• ヘッドについているブラシ

• パイプ（棒の部分）

• ホース

• ブラシホルダー（ブラシを固定する部分。メーカーによる違いあり）

• 接続部分（旋回部など。メーカーによる違いあり）

• 本体部分（機種・メーカーによる違いあり）

• ダストボックス

• 各種フィルタ

• 紙パック（紙パック式のみ）

• ストッパー（紙パック式のみ）

（）内はエレクトロラックスの製品となります。また、古い掃除機の部品は安価、新しい掃除機の部品は高価になる傾向があります。掃除機自体は高価ですが、頻繁に交換する部品は購入しやすい価格です。

気を付けなければいけないのは、メーカー独自・グレードアップになる部品・本体部分です。これらは比較的高価になる傾向があるので、購入の際に本当に必要か、再考するのをおすすめします。

掃除機の部品といえば細かなものを思い浮かべがちですが、ヘッド・ノズルも交換できます。ヘッドは型式さえ合っていれば、フローリング・畳・絨毯など専用のヘッドの使い分けも可能です。

一般的な定義として、ノズルは先が細い筒状の部品で、ヘッドが入らない狭い場所を掃除する時に使用します。形状に多少の違いはありますが、単純な作りで価格も安いためノズルが破損した場合は早めに交換してください。

掃除機の部品の中には、交換できない部品もあります。交換できない場所が破損した場合、修理に出すしか直す手立てはありません。かかる費用は修理の場所により異なるので、問い合わせて確認してください。

また、修理に出す前に本当に交換できない部品なのかを確かめるのも重要です。余分な出費を増やさないためにも、まずは修理できない部品を知りましょう。

• ヘッド（メーカーによる。三菱・エレクトロラックスなど）
• 本体

修理に出す場合の多くは本体部分の故障です。代表的なものだと基板・モーター・吸排気口などが故障するパーツになります。掃除機内部のパーツは素人が修理するのは不可能なので、解体せずに修理に出してください。

ダイソンの公式パーツショップは品揃えが豊富です。一通りの部品が揃い、さらに回転ブラシを固定するためのエンドキャップまで販売されています。

ECサイトでもダイソンの部品は販売されており、ECサイトの方が公式サイトに比べて安価です。しかし、中にはアメリカ版の製品があり、日本で購入した掃除機に合わない部品があるので注意して購入してください。

三菱の掃除機は、公式パーツショップで部品の取扱いがありません。購入した販売店へ相談後に取り寄せ・公式サイトで修理の申し込みをして、部品を購入する流れになります。

公式のパーツショップは少数のノズル・交換用の紙パックのみ取り扱っています。ヘッド・すみずみブラシ・ホースなどの各部品はECサイトで販売されているので、すぐに手に入れたい方はECサイトを利用しましょう。

日立は公式パーツショップで一通りの部品が手に入ります。しかし、品揃えが豊富なあまりどの部品を購入すればいいのかわかりづらい点がデメリットです。

中でもホースは種類が多く、ほとんどがスイッチ部分が付いたホースクミという形で販売されています。型番を間違えると動かない場合があるので、型番を確認して購入を進めてください。

使い勝手がよく手頃な価格で購入できるマキタの掃除機ですが、公式のパーツショップは存在しません。販売店に相談して、部品を購入する流れになります。

しかし、ECサイトにはさまざまな部品が販売されています。形が似ている掃除機が多いので、ECサイトを利用する場合は説明書で型番を確認してから部品を購入してください。

さまざまな掃除機具を取り扱うエレクトロラックスは、公式のパーツショップでフィルター・ハンドユニットなどの購入ができます。しかし、ヘッド部分は隙間ノズルなどのアクセサリーのみの販売です。

また、売り切れになり再入荷を待たなければいけない部品も多く、すぐに交換用の部品を購入したい時に手に入らない可能性があります。

パナソニックの商品が壊れた場合は、販売店や公式オンラインショップで購入が可能です。しかし、購入できる部品とできない部品があります。本体を解体せずに交換が可能な、ノズル・フィルター・ブラシ・ホース・延長管・ダストボックス・充電式電池などは購入できる部品です。

一方で、本体に内蔵されており、本体を分解しなければならない部品は修理が必要な場合が多く、購入できません。購入できる部品は、本体を分解する必要があるかないかで判断しましょう。また、部品の保有期間が過ぎている場合も購入できない可能性が高いので、問い合わせて確認してください。

東芝の掃除機の部品が壊れた場合、お買い上げの販売店や家電量販店などで購入が可能です。また、ヨドバシオンラインストアには東芝純正パーツ専門ストアもあります。掃除機の型番や純正パーツから簡単に検索ができるので、店舗に行く前にオンラインストアを確認するのもおすすめです。

シャープの掃除機の部品を購入したい場合は、購入したお店やシャープを取り扱う店舗に確認してください。一部の別売りオプション品は、シャープのオンラインストアである「COCORO STORE」で購入可能です。

「COCORO STORE」では、すき間ノズル・交換用バッテリー・フィルター・回転ブラシなど 製品の形名から検索でき、在庫の有無の確認や在庫のある商品については販売ページから手に入れられます。

公式サイト・家電量販店だけでなく、ECサイトでも掃除機の部品は購入可能です。公式サイトの会員登録が面倒な方や出掛ける時間がない方は、まずECサイトで部品を探してください。ECサイトで見つからなかった場合は、公式のパーツショップを利用しましょう。

部品の注文は公式サイトでするイメージが強くありますが、公式サイトで注文した場合、手元に届くまでに時間がかかる場合があります。

部品によっては、ECサイトでの購入も可能です。メーカーすべての部品は販売されていませんが、急を要するときはECサイトで販売されている部品を購入しましょう。

掃除機の部品を購入する際には、保有期間・型番を必ず確認してください。部品には各メーカーが定める保有期間が存在し、古い掃除機の部品は製造・保管されていない可能性があります。説明書に保有期間・正式な型番の記載があり、説明書が手元にない方はインターネットでも閲覧できます。

部品の中には、さまざまなメーカーに使用できる汎用性のある部品が存在します。しかし、必ずどの掃除機にも使用できるとは限りません。汎用できる部品を購入する際は、部品の説明書をよく確認し、手持ちの掃除機に合うかを確かめて購入を進めてください。

掃除機の部品は多岐に渡ります。役割・耐用年数・汎用性のある部品を知っておけば、破損する前に対処が可能です。また、目的に合ったヘッドを選べば掃除の手間も軽減できます。掃除機の部品についてより深い知識を得て、日々の掃除に役立ててください。