掃除機のノズルを使い分けよう｜種類・使い方を解説【ノズルが合わない時の対処法も】

掃除機を購入する時に、付属品がたくさんあると得した気分で嬉しいですよね。消耗品の紙パックが付いていたり、別売りのアタッチメントや専用ノズルが付属していたりすると、魅力的に感じることはありませんか？

「この1台で家中を掃除できる」と意気込んで購入しても、いざ使ってみたら似たようなノズルが数種類あって、どこに何を使えばいいかわからないこともありますよね。

必要に合わせていちいち付け替えるのは大変だと思うかもしれませんが、掃除する場所に合わせて使い分ければ、効率よく掃除できます。そこで今回は、掃除機ノズルの種類と使い方をご紹介します。ノズルが合わないときの対処法も解説しますので、ぜひご覧ください。

隙間ノズルはその名の通り、隙間をお掃除するノズルです。窓のサッシや、家具の隙間に入るように先細りの形状になっています。細くて吸い込む力が強いので、細かい埃を吸い取るのに最適です。

また、2段式や3段式の伸縮タイプの隙間ノズルがついていれば、クリーナーのノズルだけでは届きにくい天井の四隅など高いところにも楽々届くので、カーテンレールやエアコンのお掃除にも活用できます。

天井やエアコンのように高い場所に掃除機をかけるときは、床の掃除をする前にしましょう。落ちた埃を後から吸い取ることができるので効率的です。

ほうきノズル（ブラシノズル ）は、箒のようなブラシが先端についているノズルです。たまった埃をほうきで集めながら吸い取ってくれます。先端ブラシも小さめのものが多いので、小回りも効いて使いやすいノズルです。

通常の大きなヘッドでお掃除した後、なんとなく吸い取りきれていないと感じていた部屋の隅の埃も、ほうきノズルに付け替えてお部屋の四隅にたまった埃を吸い取ることで解消できます。

他にも、本棚など物が乗っている棚の掃除にも最適です。柔らかいブラシで埃を集めて吸い取るので、本やオブジェを傷つける心配がありません。ただし、割れ物は落とさないように気を付けましょう。

布団用掃除機が人気ですが、自前の掃除機に「布団用ノズル」がついていれば、わざわざもう1台布団用に掃除機を購入する必要はありません。購入時に付属品になくても、別売りの布団用ノズルを購入することもできます。

その名の通り、布団に使用するためのノズルで、布団についたハウスダストやダニなどを吸い取るノズルです。布団を叩きながら回転する専用ローラーは、布を巻き込みにくく、スイスイかけられます。

布団を干しただけでは、ダニの死骸や糞が残っています。布団干しのあとこそ、しっかり掃除機をかけて清潔に保ちましょう。

汎用・共通ノズルを購入したり、掃除機を買い換えたりしたあと、パイプの形状が合わなくて使えない場合もあります。そんなときは「継手パイプ」の出番です。使いたいノズルを継手パイプで繋ぐことで、ホースの形状に合わなかったノズルを使うことができます。

継手パイプは掃除機を購入した際に、付属品として付いていることがほとんどです。ただし、購入した時のノズルを使い分けているだけでは出番はないに等しいので、忘れられた存在になりがち。購入した時にしっかり保管することをおすすめします。

掃除機は、ノズルのお手入れが必要です。ノズル掃除を怠うと、掃除機の吸引力が弱まって掃除の効率が落ちてしまうだけでなく、ゴミを溜め続けていると雑菌が繁殖しやすくなります。

お手入れの頻度は1ヵ月に1回が目安ですが、掃除機の使用頻度が高い場合は、週に1回のお手入れがおすすめです。さらに詳しいノズルのお手入れ方法を知りたい人は、以下の記事をあわせてご覧ください

窓のサッシや玄関などに使ったノズルを、お部屋のお掃除にも使うのは抵抗があるという方は、使い捨てできる手作りノズルもおすすめです。トイレットペーパーの芯やストローで簡単に作れます。

手作りノズルを使用する際には、内側にセットされていると電源を入れた時に吸い込まれるので、必ず外側にしっかり固定しましょう。

【トイレットペーパーの芯で作るノズルの作り方】

• トイレットペーパーの芯の片方に3cm程度の切り込みを数箇所入れる
• もう片方をノズルの形になるように斜めにカット
• 切り込みを入れたほうを掃除機のホースの外側にはめ、テープでしっかり固定

掃除機はかけ方によっても取れるゴミや埃の量が大きく変わります。掃除機のかけ方のポイントを抑えて使えば、お掃除の時間も短縮できます。さらにノズルも使い分けて、より効率よく隅々まできれいにしましょう。

掃除機をかける時のポイント

• 掃除機をかける前に、床を整理整頓する
• 棚の上やテレビなど、高い場所の埃をまず払う
• 前かがみになると疲れやすいため、背筋を伸ばして力を入れずにかける
• フローリングは端や角に埃が溜まりやすいので、ノズルを使い分けてしっかり取る
• 絨毯は倒れている毛を起こすように、毛の向きをよく見て一定方向にかける
• 畳の角や隅・畳の間はすき間ノズルやブラシノズルを使用して汚れを吸い取る

ここまでノズルを使い分けて効率よくお掃除する方法をご紹介しました。ノズルの特徴を知って、しっかり使い分けることで、ちょっと面倒なお掃除も楽になります。少しの工夫で今までと見違えるほどきれいになったら、お掃除も楽しくなりますよね。

お掃除好きな方はもちろんですが、お掃除が苦手な方もぜひノズルの使い分けを覚えて実践してください。