一人暮らしに掃除機はいらない?!｜メリット・デメリットと代わりになる掃除道具を解説

在宅ワークやWEB授業の定着で、おうち時間に関心が高まっている方は多いです。快適なおうち時間をコーディネートするために、ミニマリズムな生活を目指すミニマリストも増えています。そんな「もたない暮らし」へのシフトの中で、掃除機は「もたない」に入るのか、迷いませんか。

限られた空間で生活と仕事、両方を快適にするために、おうちの中を常にきれいに保ちたいですよね。それにはお掃除は必須です。しかし、掃除機は置いておくだけでも場所を取られ、特に一人暮らしの場合には収納場所にも悩みます。

この記事では、快適な暮らしを実現するための掃除に必要な、掃除機の代わりになるクイックルワイパーなどのおすすめの代用品を紹介します。また、掃除機を持つならどんなタイプがいいのかを、メリット・デメリットとともに解説するので、ぜひチェックしてください。

掃除機を使うと以下のようなコストがかかります。

特に、サイクロン式の掃除機は価格帯が幅広いです。吸引力や操作性を求めると、どうしても50,000円以上の上位機種が必要になります。

掃除機を持たなければ、このような初期費用や電気代などのコスト削減ができます。

ワンルームの場合、収納スペースも限られています。スッキリと暮らしたい場合、余計な家具は置きたくないですし、クローゼットに収納したいものもたくさんあります。そのため、掃除機を購入したあと出しっぱなしになっている場合が多いです。

見た目もスッキリしたスティックタイプの掃除機もありますが、いつも出ているとなると邪魔に感じますよね。掃除機を持たないことで、スペースを取らないメリットがあります。

掃除機はお掃除もしてくれますが、掃除機自体のお手入れも必要です。コストを考えてサイクロン式の掃除機を購入した場合、フィルターや埃やゴミを吸い取ったダストポットのお手入れはこまめにする必要があります。

そのため、一人暮らしのお部屋の広さでも、お手入れの手間は変わりません。後ほど紹介するクイックルワイパーなら集めたゴミと一緒にシートが捨てられ、掃除機のお手入れの手間も省けます。

掃除機を使わない場合、掃除機の代わりにクイックルワイパーやほうきなどを使って掃除しましょう。クイックルワイパーやほうきの詳しいメリットについては後ほど詳しく解説しますが、ここでは共通したメリットを取り上げます。

掃除機を使っていて気になるのが騒音ですよね。学校や仕事場から帰宅した後、お部屋の掃除をしたくてもご近所への迷惑を考えると夜間に掃除機を使うのは難しいです。

クイックルワイパーやほうきを使った掃除であれば騒音が発生しないため、夜間や早朝など自分のライフスタイルに合わせて好きなときに掃除ができます。

充電式の掃除機の場合、充電していないといざ掃除をしようと思っても使えません。また、連続して使用できる時間も決まっているため、掃除の途中で充電が切れてしまい使えない場合もあります。

クイックルワイパーやほうきなら充電の心配がなく、掃除をしたいと思ったタイミングでいつでもささっと掃除できます。

クイックルワイパーは本体もシートも、スーパーやドラックストアで手軽に購入でき、シートは安価なものもあるため初期費用も含めて低コストなお掃除道具です。本体は組み立て式で、シンプルな構造なので置き場所も困りません。掃除道具を出しっぱなしにするのが嫌な方は、分解して収納するのも可能です。

また、シートを付け替えるだけでいいので、ゴミが気になったとき気軽にお掃除できるのもいいですね。

クイックルワイパーにはシートの種類がたくさんあり、吸着するお掃除には最適です。しかし、掃除機のように吸引力はないため、溝のような部分のお掃除には向いていません。

また、集めたゴミや埃を捨てるためには、ほうきやちりとりが必要です。これらは100円均一でコンパクトなものを購入できますが、クイックルワイパーだけではお掃除が完結しない点はデメリットです。頻度によってはシートの消費量も気になります。

クイックルワイパーのシートには「ドライ」タイプと「ウエット」タイプがあります。ドライタイプはウエットタイプより安く、こまめに掃除するのであれば普段はドライタイプで十分です。

しかし、床拭きでしか取れない細かいチリやホコリもあるため、週に1～2日、ウエットタイプを使うか雑巾がけをするのをおすすめします。

掃除機が進化する一方で、昔から使われているほうきがひそかに人気を集めています。値段は1,000円程度から購入でき、フィルターやシートの交換も必要ありません。実用性の高い2,000〜4,000円程度の手編みのものがおすすめです。

箒でのお掃除のメリットは、手軽さと静かさです。クイックルワイパーも手軽で静かですが、シートをセットする手間があります。その点、ほうきなら取り出してすぐにサッとお掃除できます。

また、電気代もかからず、シートを買うコストも必要ないのでコストパフォーマンスが抜群です。上質な手編みのものを購入しても10,000円以下なので、掃除機を買うよりも初期費用がかからずお得なうえに、何年も使えるメリットがあります。

手軽でコスパのいいほうきですが、すべての場所を箒一本でお掃除を済ませるのは難しいですよね。毛足のある絨毯からゴミや埃を掻き出すのは、ほうきでは難しい場合もあります。

また、ほうきを使用して掃除するには床用のほうきとは別に隙間用の手持ちぼうき、ゴミを捨てるときのはちりとりが必要です。クイックルワイパー同様、吸引力がないため、絨毯やソファーなどをお掃除するときはハンディクリーナーなど用意するのをおすすめします。

クイックルワイパーやほうきでは掃除が難しいカーペットやラグは、「コロコロ」を使えば簡単にきれいになります。お部屋のすぐに手に届くところに置いておけば、ホコリや髪の毛などのゴミを見つけたときにささっと掃除できるので、1つあると便利です。おしゃれなデザインのものを選べば、表に出していても気になりません。

床と家具の間や家具・家電の隙間の掃除には「ハンディモップ」がおすすめです。高い吸着力を持つマイクロファイバー素材なら、さっとなでるだけでホコリが取れます。また、柄が長いタイプを選べば手が届きにくいエアコンの上部も簡単にきれいにできます。

紹介した掃除機の代わりになるグッズを使って、お部屋を効率よくきれいにする流れとコツをご紹介します。

1. ハンディモップで家具・家電のホコリを取る（押し付けずに一方向に向かって滑らせるのがポイント）
2. クイックルワイパーやほうきで床のホコリやゴミを取る（併用すると効率アップ）
3. コロコロでカーペットやラグのホコリやゴミを取る

さらに掃除の効率をよくしたいなら、普段から床に物を置かないのをおすすめします。床に物を置いていると、掃除のたびに移動させる手間やかぶったホコリを取る手間が増えるからです。

掃除機なしでも便利なグッズを有効的に使ってお部屋をきれいに保ちましょう。

クイックルワイパーや箒でのお掃除は手軽で簡単ですが、意外と時間がかかるのがデメリットです。その点、掃除機でのお掃除は取り出すまでは手間を感じても、いざ電源をONにすればあとは自走式ヘッドで簡単にお掃除が可能です。

一人暮らしのお部屋であれば、数分で隅々まで埃やゴミを吸い込んでくれます。ゴミを集めてちりとりで捨てる手間はかかりません。

空気の入れ替えの際に入ってきた砂埃・花粉・ホコリ・ダニなどの除去するには、クイックルワイパーやほうきでは不十分です。しかし、掃除機なら床についたハウスダストまでしっかり吸引してくれます。

特にアレルギーのある方には、掃除機を使ってしっかりハウスダストを除去するのをおすすめします。以下の記事では、ハウスダスト対策におすすめの掃除機を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

掃除機があってよかったと実感するのが、粉末をこぼしてしまったときや、ガラスや陶器を落として割ってしまったときです。細かいゴミをしっかり吸い取ってくれる掃除機がなかったら、ほうきやぞうきんでの処理を繰り返すため時間がかかります。しかし、掃除機があれば広い範囲を短時間でしっかり吸引するので、あっという間に片付けができます。

クイックルワイパーではラグやカーペットのほこりは取れません。コロコロである程度のホコリは取れますが、毛足の長いカーペットだと奥に入り込んだほこりが取りづらかったり、毛が絡んでうまく掃除できなかったりします。しかし、掃除機を使えばしっかり吸い込むので、簡単にお手入れ可能です。

お部屋に出た虫を吸い込むために掃除機は欠かせない方も多いです。本来掃除機で虫を吸い込むのはNGな使い方ですが、できるだけ虫に触れずに退治したいですよね。

以下の商品は虫をキャッチできる捕虫器です。柄が長いロングタイプのため遠く離れたところから触れずに虫をキャッチできます。

※練習用にダミーの虫が付属しています。

仕事や家事の最中や外出中にお掃除をしてくれるロボット掃除機は、効率のよさからミニマリストにも人気です。一人暮らしの部屋にロボット掃除機は必要ないと思う方もいますが、学校やお仕事に時間を取られるからこそロボット掃除機を使えば時短になります。

一人暮らしに必要ない家電上位の掃除機ですが、実際はいかがでしたか。お掃除好きで自分の手で部屋中をピカピカにしたいならほうきや雑巾を駆使するのもいいですが、お掃除に時間も手間もかけたくない方にとって、掃除機は強い味方です。生活スタイルに合わせて、掃除機の購入も検討しましょう。