自走式掃除機おすすめランキング｜キャニスター・スティックそれぞれ紹介！

掃除機で汚れを吸い取るには、掃除機を前後に動かすという動作をしなければいけません。何気ない動作ではあるものの、長時間繰り返すと疲れやすいですよね。そこでおすすめなのが、自走式掃除機です。

掃除機が自ら前に進むので、手を動かす負担が最小限に抑えられます。毎日掃除機を掛ける場合でも苦になりにくいでしょう。しかし自走式掃除機は幅広いモデルが販売されているので、その中で自分に合った掃除機を探すのは難しいです。

この記事では、自走式掃除機のメリット・デメリットにも触れながら失敗しない選び方について解説します。おすすめのモデルもランキングで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

自走式掃除機とは、ヘッドにモーターが設けられた掃除機のことです。モーターがブラシを回転させるので、ゴミを効率的に集めることができます。

ここでは、ブラシの種類や違いについて触れていきますのでぜひチェックしてください。

ヘッドの種類ですが、自走ヘッド・パワーブラシ・タービンブラシ・床ブラシの4タイプあります。それぞれの特徴と向いている使用場所を表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

上から順に吸引力が高く、下にいくほど価格が安いです。

• パワーブラシ（モーター式）
  →とにかく吸引力を重視したい方
  
  ・モーターが内部のブラシを回転させて、ゴミを吸い込む
  ・ゴミを掻き出しやすいため、絨毯やカーペットにぴったり
  • 自走式→これがおすすめ！
    →軽い力で操作ができる上位モデル
    力の弱い方や広い範囲を掃除する方の負担を減らせる
• タービンブラシ（エアタービン式）
  →吸引力はそこそこに、軽量性を重視したい方
  
  ・モーターが内蔵されていない回転ブラシのためヘッドが軽い
  ・方向転換や持ち上げのしやすさが魅力
• 床ブラシ（回転ブラシなし）
  →よほど予算を抑えたい方以外はNG
  ・風の力のみでゴミを吸引するため、髪の毛がからまりにくく安価
  ・吸引力は期待できず最低限の使用にとどまる

パワーブラシは、先述のとおりヘッドに内蔵されている小型のモーターでブラシを動かすタイプです。一方、自走式ヘッドはそのパワーブラシの中でも特に強力なタイプのものを指します。

通常のパワーブラシよりも強力なモーターを内蔵しているので、ブラシの回転力だけで前へ進めます。

自走式掃除機は、ゴミを正確に吸い取りながら楽に掃除できるのがメリットです。一方で、ブラシに絡まった汚れを定期的に掃除する必要があるデメリットがあります。

自走式掃除機は汚れている部分を一度通過するだけで綺麗に出来るので、同じ所を行ったり来たりする必要がありません。また、ブラシの回転力でヘッドが前進することから、利用者の手に負担が掛かりづらいです。

しかし、髪の毛などの長い汚れはブラシに絡まってしまいます。特に大量の汚れが絡まった状態だと、ブラシの掻き出す力が弱まって効率的に掃除できません。自走式掃除機の力を引き出すためには、定期的にブラシの掃除が必要なため面倒です。

ここからは掃除機を選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際に掃除機を購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• 掃除機の購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して掃除機を選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

たった3つのチェックを怠ると失敗する確率がグッと上がります。

その3つのポイントとは、

①掃除機のタイプ

②集じん方式

③ヘッドブラシ

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。

詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 広範囲を高い吸引力でお掃除したいならコード式キャニスター
• 使いやすさ重視なら2in1コードレススティック
• 軽い力で操作するなら自走式ヘッド

これが大きく失敗しない掃除機選びの最初のステップです。

掃除機の購入者500名におこなった満足度調査では、

全体の約20%、5人に1人が満足できていない結果となりました。

同じような失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

それでは詳しく解説していきます。

掃除機のタイプ選びで重要なことはズバリ、

①掃除機の種類を決める

②電源方式を決める

の2つです。「せっかく購入したのに使い勝手が悪く、別のタイプを買い替えた」とならないように、必ず確認しましょう。

種類選びを誤るとお掃除の効率が悪くなって電気代がかさんだり、結局別のタイプを買い増ししたり、不用な費用が発生しかねません。

とりあえず1台持っておきたい方は、ハンディアタッチメントを備えた2in1タイプのスティック型がおすすめです。

自走式の掃除機は大きく分けて、以下の2つの種類にわかれます。

• キャニスター型：予算を抑えたい・広範囲に使いたい
• スティック型：階段や2階以上の戸建てなど、持ち運びのストレスを抑えたい

アンケートでは全体の約14%が複数の掃除機を所有しており、なかでもキャニスター型・ロボット掃除機は、別タイプとの複数持ちが目立ちました。

併用して複数持ちしている理由は、下記のような意見が挙げられました。

• 元々キャニスターを使っていたが、階段の上り下りが面倒なので（スティックを）追加購入した（40代女性・会社員）
• ロボット掃除機をメインで動かし、狭い隙間はハンディ掃除機で掃除しています。（20代女性・専業主婦）
• １階はロボット掃除機を使い、2階や階段は軽いスティックタイプを使う。細かい部分、ハンディタイプに換えて使う。（40代女性・専業主婦）

ここからは、キャニスター型とスティック型のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

ハンディ型やロボット掃除機、布団専用の布団クリーナーや屋外向きのリンサークリーナーは今回紹介しないため、気になる方は下記記事をチェックしてください。

予算を抑えて広範囲をお掃除したい方には、キャニスター型掃除機がおすすめです。

ただし電源コード式が多く、コードの長さによっては数箇所コンセントの確保と都度差し替えが必要です。

• キャニスター型のメリット
  ・電源コード式が多く、バッテリー切れを気にせず広範囲に使える
  ・大型のモーターを搭載しやすく、吸引力が高い
  ・手元にかかる負荷が少ない
• キャニスター型のデメリット
  ・電源コード式が多いため、コンセントの差し替えが都度必要
  ・車輪付きの本体は幅を取りやすく、小回りもききにくい
  ・階段や2階建てなどの移動には不向き

手元にかかる負荷はノズルとヘッド部分のみと少ないですが、車輪付きの本体は重量があるので縦の移動は難しく、収納スペースも場所をとります。

絶対にキャニスター型がいい！という方を除いて、

メイン使用の掃除機をお探しの方にはスティック型がおすすめです。

2Lペットボトル以下の軽量かつ、コードレスタイプのスリムなモデルが多いです。

• スティック型のメリット
  ・本体幅がスリムでコードレスタイプも多く、収納場所を取らない
  ・「見せる収納」もOKで出しっぱなしにもできる
  ・キャニスターと比べて、小回りがきくので使いやすい
  ・2kg未満のものが多く、上下の移動もしやすい
• スティック型のデメリット
  ・コードレスタイプが多く、1回の使用時間に限りがある
  ・本体幅がスリムな分、吸引力がキャニスター型に劣る
  ・吸引力が高いものは、本体価格も高くなりやすい

近年ではコードレススティックタイプが主流です。

吸引力に特化したパワータイプや、90分以上連続使用可能なものもありますが、高性能なスティック型はその分費用もかかります。

使い勝手に直結する電源方式は、充電式コードレスとコンセント使用の電源コード式にわかれます。

一人暮らしなど掃除範囲が狭い方や、

広範囲でも2階以上をお掃除する方・3万円以上の予算を確保できる方

はコードレスがおすすめです。

スティック・ハンディ型・ロボット掃除機はコードレスが多く、キャニスター型は電源コード式が多いです。

ただし、コードレス式は連続運転時間の確認が必須です。強運転はバッテリーの消費が激しいため、提示されている連続運転時間がどのモードでの運転かチェックしましょう。

1万円台の安価なコードレスモデルは、15分程度しかバッテリーがもたないものや、1回上限に達してしまうと3時間以上充電が必要なものも多いです。上位機ならハイパワーモデルや、45分〜90以上連続運転できるものも揃っています。

上位のロボット掃除機は充電が少なくなると、自動で充電スポットに帰り、充電できたら自動で運転を再開するものもあります。

集じん方式はお手入れの手間や頻度を左右します。

紙パック式とサイクロン式の2つにわかれますが、結論、

• 吸い込んだごみや埃に触れたくない →紙パック式
• 吸引力の維持・ランニングコストを重視したい →サイクロン式

で選べばOKです。

古くからあるのは紙パック式ですが、現在はサイクロン式が主流です。

製品によっては呼び名が若干異なります。

クリーンドックなど、

ごみが溜まった容器をそのまま捨てるだけのものは紙パック式

カプセル式・ダストボックス式など、

溜まったゴミを取り出す必要があるものはサイクロン式にあたります。

ゴミや埃を大きめの紙パックに圧縮吸引していくのが紙パック式です。いっぱいになったら袋ごと取り出すだけなので、お手入れの手間がかからないのが特徴です。

ただし、紙パックを購入するため、ランニングコストがかかります。また、ゴミの溜まり具合で吸引力に差が出やすいのもデメリットです。

本体に直接ごみを溜めていくのがサイクロン式です。

紙パックを使用していない分、ランニングコストがかからずコンパクトなモデルが多いです。また、遠心分離でフィルターの詰まりを防ぐため、吸引力が持続します。

紙パック式と比べると、集じん容量が少ないためゴミ捨て頻度が高く、フィルターのお手入れに手間もかかります。

ただし、すぐにいっぱいにならないように、吸い込んだゴミを圧縮して、お手入れ頻度の少ない圧縮サイクロンモデルも多いです。

また、ちり落とし性能付きのフィルターなら、自動で目詰まりを防いでくれますが、家庭用掃除機に搭載されているケースは少ないです。

内部のフィルターやダストカップにゴミや埃がたまると悪臭の原因になるため、水洗い対応していると臭い汚れにも安心です。

お持ちの掃除機の吸引力にストレスを感じている方は、ヘッドにもこだわりましょう。

ヘッドブラシはご自身の用途に合った種類を選ぶのが大切です。ヘッドブラシの種類については先述の見出しで詳しく解説していますので、ここでは省略します。もう一度確認したい方は、下記のボタンから飛べます。

※ただし、すでに記載済みの内容のため、下記のボタンをクリックすると記事前半に戻ります。

LEDライトの有無・髪の毛のからまりにくさは、日常の小さなストレスを減らします。

吸引力が高い回転式ブラシは、髪の毛やペットの毛が絡まりやすいのが難点です。残念ながら現段階でここを見れば髪の毛のからまりやすさがわかる、といった指標はありません。

ただし、メーカーによって独自の工夫を凝らしているものもあります。

• LEDライト
  ベッドの下や棚の隙間・家具の裏など暗所を照らし、見えにくい埃やゴミの取りこぼしを防ぐ
• 髪の毛のからまりにくさはメーカー独自の工夫
  ・パナソニックの円すい形のブラシを使用した『からまないブラシ』
  ・Shunzaoの世界初の髪の毛切断クリーナーヘッド
  

メーカーが記載している吸込仕事率は比較要素の1つとして考えるのがベターです。

吸込仕事率（W）は値が大きいほど、空気を吸い込む力が強いことを意味します。ただし、へッドを外した状態で計測されるので、実際の吸引性能を性格に表す数値ではありません。

また近年では　ダストピックアップ率（％）を採用するメーカーも出てきています。

ヘッドを装着した状態で床にまかれたゴミのサンプルをどれくらい吸い取るかを示しており、吸込仕事率より実際の吸引力を表すのに近いといわれています。

ただし採用しているメーカーは限られるため、本体や電源・ヘッドの種類から、より吸引力が高いスペックを持つ製品を選びましょう。

掃除機と聞くと、ダイソンやiRobotのルンバなど、特定のメーカーを思い浮かべる方もいますよね。

結論、聞いたことがないメーカーを避けるのがメーカー選びのポイントです。

海外メーカーは保証が不十分なこともあるので、事前に確認しましょう。

アンケートでは、「購入後に気にしなくてもよかったこと」の1位に「メーカー」があがりました。また、メーカー意識調査でも、「知っているメーカーに絞った」「特にこだわりがなかった」の事前にメーカーを決めていなかった方が、約70%を占める結果に。

• 保証期間を除けば、それほどメーカーに、こだわる必要は無かった。（50代男性・会社員）
• 別メーカーのロボットタイプを友人の家で見たが、機能面でそれほどの違いを感じなかった。（40代男性・自営業自由業）
  
• 買う前にどのメーカーが良いのか吟味したが、メーカー比較はよくわらかなかったから。（40代女性・会社員）

「メーカーを気にする必要がなかった」と挙げている方からは、上記のような意見が寄せられました。

掃除機の性能は、これまであげた掃除機本体の種類や、電源タイプ・集じん方式やヘッドの種類によって決まります。明確に「買ってはいけない掃除機」はありませんが、大手メーカーにそっくりの無名メーカーは避けるのがベストです。

それでも最後はメーカーで選びたい！という方向けに、記事後半では各メーカーの強みについて解説しています。下記ボタンから飛べるので、気になる方はチェックしてみてください。

ここまでのおさらいをしましょう。掃除機選びで後悔しないための重要なポイントは、

①掃除機のタイプ

②集じん方式

③ヘッドブラシ

の3つでした。

【結論】

•  広範囲を高い吸引力でお掃除したいならコード式キャニスター
• 使いやすさ重視なら2in1コードレススティック
• 軽い力で操作するなら自走式ヘッド

これが大きく失敗しない掃除機選びの最初のステップです。あとは聞いたことがあるメーカーの製品を選んでおけば、問題ありません。

ここから先は、人によって掃除機に何を求めるかによって変わってきます。気になる・重視したい項目をチェックしてみてください。不要な方は下記からすぐにおすすめランキングに飛べます。

マンションやアパートなどの集合住宅はもちろん、

小さなお子様やペットを飼っているご家庭は、稼働音も気になりますよね。

結論、騒音値が50db（デシベル）前半の掃除機なら比較的音が静かで、夜間に掃除機をかける習慣がある方でも安心です。

内蔵しているモーター自身の稼働音と、モーターの振動が本体に伝わることによる音、また掃除機内を流れる空気の音の3つが掃除機の騒音の主な原因です。

構造上、一定仕方がない部分ではありますが、

使用時間によってあまりに大きな音は、ご近所トラブルになってしまうこともあります。

50db程度ならかなり静音で60db程度が標準値です。ハイパワーなモデルはそれだけ稼働音も大きくなりやすいため、静音性重視の方は強運転で65db以下のものを選びましょう。

ご高齢の方や力のない女性には、持ち運びが簡単な軽量モデルがおすすめです。タービンブラシはモーターが内蔵されていない回転ブラシのためヘッドが軽いです。そのため全体の重量も軽くなります。

• コードレススティックなら1.5kg程度
• コード式キャニスターなら本体幅含め3kg程度

を基準に選べば軽量で疲れにくいでしょう。

本体に車輪が付いているキャニスターは、手元にかかる負荷はノズルとヘッドのみですが、引いて歩くことを考えても3kg程度が使いやすいです。

ただし、軽量に特化したモデルは、

吸引力やゴミ捨ての頻度の面でやや不満につながりやすいです。

本体サイズの都合上、搭載モーターや集じん容量が抑え気味で、重量があるモデルと比べると、吸引力が下がりやすく、ゴミもすぐにいっぱいになってしまいます。

毛の長い絨毯を使用している方や、毛が落ちるペットを飼っていてお掃除の頻度が高くない方は、パワーを重視しましょう。

収納性重視でメイン使用の掃除機を選ぶなら、コードレススティック一択です。

買い替えにあたっては以下を確認しておくと、後から収納に困りません。

• これまでの収納スペースに入るサイズか
• コードレスに付属の充電スタンドは、設置に穴あけが必須か
• 付属のスタンドが倒れやすいなどの口コミがないか

掃除機の収納はキャニスター型なら収納庫やワゴンラックに、スティック型ならフックにかけるか掃除機スタンドを使用するのがおすすめです。

ただし、ノズルやヘッドが幅をとって今までの収納スペースに入らなくなってしまったり、穴あけが必要なスタンドは賃貸では設置が難しかったり、購入後に収納面での後悔をするケースも多いです。

事前に収納スペースや設置方法もふまえて、掃除機を選びましょう。