布団クリーナー兼用の掃除機おすすめ7選｜いらない？代用方法はある？

布団は毎日使うものなのでできる限り清潔に保ちたいところですが、毎日取り替えている人は少ないのではないでしょうか。布団は天日干しをすればダニなどを死滅させられますが、その死骸は取り除けません。そのため、ゴミなどを吸い取る布団クリーナーが必要です。

しかし「布団だけに使うクリーナーは使用頻度が少なく、無駄になるのでは…」と心配になりますよね。そんな方には、布団クリーナーと兼用・代用できる掃除機や、布団ノズル付き掃除機がおすすめです。

今回は、布団を清潔に保つ布団クリーナーの必要性や、便利なスティック掃除機など編集部と読者の皆さんの口コミをもとに選んだおすすめランキングをご紹介。布団クリーナーと兼用できる掃除機・コードレス掃除機についても詳しく解説します。最後まで読んでぜひ参考にしてください。

ダニが繁殖しやすい条件をご存知でしょうか。それは、温度が20～30度、湿度が60%以上の高温多湿な環境です。日本では梅雨の時期にダニが増え、それらが夏に死骸となり、冬には暖房を使用するため、また増え始めます。

そのような環境条件に加えて、布団の中は暗く、ダニのエサとなる人の皮脂が多くあります。布団はダニにとって恰好の住処です。そんなダニを除去する方法の1つが天日干しです。しかし、天日干しはダニを死滅させられても完全に除去はできません。ここで布団クリーナーが活躍します。

布団クリーナーだけでは、生きているダニを吸い込んだり死滅はさせられませんが、死骸は吸え除去できます。天日干しでダニを死滅させ、布団クリーナーで吸いこんで清潔な状態を保てます。高温多湿な日本では、布団クリーナーは大変便利なダニ対策になります。

1つ目の違いは吸引力です。普通の掃除機に比べて布団クリーナーの吸引力は弱いです。その理由として、あまりに吸引力が強いと布団が吸い込まれてしまうためです。加えて布団クリーナーには、ヘッド部分に布団を吸い込みづらくなるような構造、布団に沈みこむような適度な重さがあります。

逆に普通の掃除機は吸引力が強いため、奥深くまで入り込んだハウスダストを吸い取れます。

布団クリーナーには、普通の掃除機にはない機能が多数あります。まずは、UV除菌機能です。UVによる除菌効果によりダニやウイルスを取り除きます。

そして、布団の奥に溜まったハウスダストを表面に浮かせる叩き出し機能です。さらに、ハウスダストなどのゴミが取れたかが分かるゴミセンサー機能もあります。フローリングなどを掃除するときには不要な機能ですが、布団を掃除するときにはいずれもあると便利な機能です。

普通の掃除機のノズルを布団専用ノズルに変更する方法です。掃除機用のノズルは隙間ノズル・ほうきノズルといった口の部分の形状・素材が違うだけで、特別な機能がないものが多くみられます。

しかし布団ノズルには、布団クリーナーに搭載されているUVライト機能・叩き出し機能が搭載されたものもあります。布団専用に開発されたノズルのため、布団が吸い込まれづらい固めのブラシを採用している場合が多いです。ノズル部分だけの違いでも、布団クリーナーと遜色ない働きをしてくれます。

布団クリーナーは基本的に吸引力が弱くヘッドも大きいため、布団以外の場所の掃除には適していません。しかし、ヘッドが小さめで吸引力が高い布団クリーナーであれば、兼用ができます。本体のサイズは布団クリーナーとして使用される場合を考えたサイズにのため、小さめで扱いやすいハンディクリーナーとしてぴったりです。

1台あるとソファ・車のシート・カーテンなど布製のものを掃除するときに役立ちます。ただし、ソファ・車のシートについた汚れが布団に付いてしまう可能性が高いため、気になる人にはおすすめしません。

コード式タイプは、家族が多い人に向いています。布団クリーナーをかけるときは、布団の奥に溜まったハウスダストまで吸い込めるように、ゆっくり時間をかけて掃除するのが大切です。

布団2枚あたり20分程度布団クリーナーをかけるのが目安となっているため、それ以上の枚数であればコード式タイプをおすすめします。

コードレスタイプは、家族が少ないもしくは一気に掃除機をかける枚数が少ない人に向いています。コードレスタイプといっても20分以上稼働できる機能は必須です。また、ベッドや厚めの布団に使用しようと考えている人にも、コードレスタイプをおすすめします。

なぜなら、コード式掃除機ではコードが足りなくなる可能性があるためです。掃除機のコードは300w以下は3.9m以上、それ以上だと4.9m以上と決まっており、そのため掃除機のワット数・ベッドの高さ・コンセントまでの位置によってはコードの長さが足りなくなってしまいます。

コードレスタイプであればそのような心配がなく、安心して使用できます。

布団クリーナー兼用の掃除機を、選ぶときのポイントをまとめました。

【集塵方式の種類 】

• 紙パック式…溜まったゴミを捨てるだけでお手入れが簡単。ゴミが溜まると吸引力が落ちる。
• サイクロン式…吸引力が落ちにくく部屋の空気が汚れにくい。お手入れが必要。
• カプセル式…紙パックより容量が大きくゴミ捨てが簡単。こまめなお手入れが必要。

【コードの有無 】

• コード式…長時間使えてパワフル。家中掃除できる。
• コードレス式…小回りが利いて電源がない場所でも使える。連続使用ができない。

【機能性】

• UV機能・温風機能
• センサー機能
• 布団たたき機能　など

【メーカー】

• 三菱電機
• シャーク
• ダイソン
• アイリスオーヤマ　など

ここまで布団クリーナーに関して紹介してきましたが、本当にダニ退治に効果的なのでしょうか。答えはイエスです。布団クリーナーでこまめに掃除をすれば、ダニの死骸・フンを取り除くだけでなく、ゴミやほこりなどのダニの餌の掃除もできます。

残念ながらダニを完全に消滅させるのは難しいですが、布団クリーナーで定期的に掃除をするだけでアレルギーなどの対策にもなるのでおすすめです。

一晩寝ただけでも汚れが溜まるといわれている寝具ですが、ダニやハウスダストの温床とならないためにも、掃除に適した掃除機とこまめな手入れが大切です。この記事を参考にして、ご家庭に最適な布団クリーナー・掃除機を選びましょう。