掃除機で！圧縮袋のやり方｜おすすめの布団圧縮袋も【掃除機なしでもOK？】

掃除機を使って布団や衣類を圧縮する圧縮袋。昔からあるのは知ってるけど、自分で使った経験がないとかいう人も意外といますよね。衣替えや季節の変わり目で布団をしまう時、あるいは旅行に行く時などに、かさばる布団や衣類を少しでも小さくできる圧縮袋はとても便利なおすすめの道具です。

圧縮袋には、掃除機を使って圧縮するタイプと、掃除機なしで使えるタイプがあります。掃除機で圧縮するタイプの布団圧縮袋などは、主に布団や冬物などのかさばる衣類に使うのが多く、掃除機不要の圧縮袋は、シャツやタオルなどの薄いものや小物を圧縮する際に使う場合が多いです。

便利な圧縮袋ですが正しいやり方で使わないと、布団や衣類や掃除機をダメにしてしまう可能性もあります。特に掃除機を使う場合は気を付ける点がいくつかあるので、解説していきます。

掃除機を使って空気を抜く圧縮袋は、バルブ式とチャック式の2種類のタイプがあります。圧縮方法・価格・密閉度など、それぞれのメリットとデメリットを考慮して選びましょう。

バルブ式の圧縮袋は、まず袋の中に布団や衣類を入れて袋を完全に閉め、その後バルブに掃除機をあてて圧縮袋の中の空気を吸引して使用します。圧縮できたらバルブのふたを閉めて密閉します。

バルブ式の圧縮袋は圧縮方法が簡単なので使いやすいです。しかしチャック式に比べ値段は少し高くなります。購入の際には、掃除機の吸い込み口がバルブに合うか、よくご確認ください。特に、海外製の掃除機だとバルブが合わない場合があります。ダイソンの掃除機は、モーターに負荷がかかると、吸引力が制限される仕様になっているものもあるので、そちらも確認が必要です。

チャック式の圧縮袋は、まず袋の中に布団や衣類を入れて一度チャックを閉めます。その後チャックの一部分を掃除機の先が入るぐらい開け、掃除機を数センチ差し込み吸引し、圧縮します。圧縮後、掃除機を抜き取ったらすぐに、チャックをしっかりと閉めるとかいう使い方です。

掃除機を抜く時に素早くチャックを閉めないと、空気が入ってオーバヒートしてしまうので、使いやすさとしてはバルブ式に劣りますが、チャック式はバルブ式に比べて、密閉度が高く、時間が経っても空気の入り込みが少ないです。100円ショップで売っているチャック式の圧縮袋でも、しっかり圧縮できて十分使えます。

まずは、掃除機を使わない圧縮袋の場合も共通の注意点になります。布団や衣類を圧縮する前に、洗濯をしてしっかりと乾かしてから圧縮袋に入れましょう。雨の日や湿度の高い日に圧縮するのはできるだけ避けて、乾燥した状態での圧縮でダニやカビの予防になります。

旅行や引っ越しなどで一時的圧縮袋に入れるだけならそれほど問題ありませんが、数ヶ月と長期間にわたって圧縮袋で保存する場合は要注意です。圧縮袋用のシリカゲルを入れるのもいいですよね。

掃除機で圧縮袋の中の空気を抜く時は、空気の抜け具合を手で確認しながら圧縮するようにしてください。しっかり空気が抜けているのに掃除機を外さずにいると、掃除機に負荷がかかってしまいます。また、コードレス掃除機だとパワー不足で吸引が不十分だったり、途中でパワーが弱まってしまう可能性があります。

掃除機のモーターに負荷をかけすぎないために、空気が抜けたらすぐに掃除機を外しましょう。大きさにもよりますが、吸引時間は1分くらいが目安です。

掃除機を使って圧縮する場合できるだけ空気が残らないように、布団や衣類が固くなるまで掃除機で吸引したくなってしまいますが、羽毛布団やダウン製品は、羽根が潰れてダメになってしまう可能性があります。圧縮袋から出した後も、羽根が縫い目や生地を突き抜けて出てきてしまう原因にもなります。羽毛布団やダウン製品の圧縮のしすぎにはお気をつけください。

こちらの商品は、なんとコードレス掃除機にも対応した圧縮袋です。従来の圧縮袋だとコードレス掃除機は形が合わず、使えませんでした。しかし、こちらの商品ならコードレス掃除機にも使えるようになっています。

圧縮袋は掃除機で空気を抜くタイプだけでなく、手で潰すことによって空気を押し出すタイプのものや、専用のポンプで空気を抜くものもあります。旅行などでそれほど多くない衣類を圧縮するには、掃除機を使う必要がない手で潰すタイプが便利です。衣替えなどで、何枚も圧縮袋を使う時はポンプ式が便利かもしれません。手でしっかり潰したり、ポンプを使ったとしても、掃除機を使うタイプの圧縮袋と比べると、圧縮度合いは弱いかもしれません。

掃除機の故障の原因につながるので圧縮に掃除機を使いたくない場合や、掃除機がないけど手動で圧縮するのは大変とお考えの場合は、圧縮袋専用の掃除機がおすすめです。掃除機と言っても掃除に使うわけではなく、圧縮袋用の吸引機です。片手で持てるサイズなので使いやすく、電動でしっかり圧縮してくれます。

掃除機を使って圧縮袋を圧縮すれば、布団や冬物などの大きなものでも楽に圧縮でき、シャツやタオルなどは、手で潰したりポンプを使って圧縮するタイプの圧縮袋で手軽に圧縮できます。圧縮すれば厚さが半分以下になるので、収納時に大変便利です。目的に合わせて使いやすい圧縮袋を見つけてくださいね。