【掃除機は腰痛に注意】腰痛になりにくい掃除機のおすすめ7選｜掃除機のかけ方も

日々の家事の中で掃除機を使っている方は多いかと思いますが、掃除機をかけ続けているとだんだんと腰に痛みを感じることはないでしょうか。掃除機をかける姿勢は無意識に腰を曲げて力を入れていることも多く、腰へ大きな負担をかけてぎっくり腰が起きてしまうことも。

掃除機を使う際の腰痛を防ぐためには、掃除の姿勢を見直すことが大切です。また、掃除機の機種によっては腰へ大きな負担をかけてしまうこともあるため、掃除での腰痛に悩んでいる人は、掃除機そのものを買い替えた方がいいでしょう。

この記事では、腰痛を予防するための掃除機の使い方や掃除機選びについて詳しく紹介します。また腰への負担を抑えるおすすめの商品も紹介するので、掃除機選びに迷っている方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。

掃除機の使用中腰痛になりやすいのは、腰痛を発症しやすい姿勢で掃除をしているからです。掃除機を使っているときの姿勢を見直しましょう。

本体へ直接コンセントから電源を取り、本体ごと転がして動かすタイプが、「キャニスター型」です。昔からあるタイプの掃除機で、吸引力は強いものの本体にモーターが入っているため重量があります。

掃除をする際は本体を持ち上げる必要はないのですが、ヘッド部分を持って掃除機をかける際にかがんでしまう人が多く見られます。さらに、掃除機をかける際には力は必要ないにもかかわらず、力を込めてしまいがちであることも、キャニスター型が腰への負担を増やす原因といえます。

なぜ掃除機をかけるときに腰痛になりやすいのか、その理由の1つが身体の重みです。前かがみになって掃除機をかけることで、頭の重さも腰にかかります。

一般的に、頭は約5kgの重量があるといわれています。前かがみになると、その重さが腰へかかってしまうのです。さらに、前かがみの姿勢は重量がある頭が前へ出ます。すると重量はさらに2～3倍ほど増えてしまうことから、前かがみで掃除機をかけると10～15kgほどの重量が腰にかかるというわけです。

当然ながら、掃除機は力を入れればキレイにゴミを吸引できるわけではありません。ヘッドに力を入れても入れなくても効果は変わらないため、無駄に力を入れる必要はありません。ところが、掃除機を使っているときに、背中を曲げてしまう癖を持っている人は多いでしょう。腰痛を防ぐにはその癖を治すことが大切です。

まず、掃除機を使うときは力を抜きましょう。掃除機を持つ姿勢は腰を曲げず、背中をまっすぐに伸ばした状態を心がけることが大事です。

家具の下部など低い場所の掃除では、どうしても腰を曲げてしまいがちです。その姿勢により腰への負担が増え、腰痛を引き起こす可能性があります。低い場所の掃除は、腰を曲げて姿勢を低くするのではなく、腰をまっすぐキープしたまま膝を曲げてみましょう。膝への負担が辛い場合は、膝をついて掃除するのも1つの方法です。

掃除機の使用による腰痛を予防するには、腰を曲げて力を入れてしまいがちなキャニスター型よりスティック型掃除機を使うのがおすすめです。スティック型はキャニスター型より軽量で、背中を伸ばした状態で使いやすいです。

またキャニスター型は高さがないため、収納場所から取り出す際には腰を曲げる必要があります。一方、スティック型は自立するため、立ったまま取り出せます。このことからも、腰痛予防に効果的なタイプの掃除機といえるでしょう。

キャニスター型の掃除機は、重い本体部分を転がして使用しますが、掃除機の出し入れで重い本体を持ち上げる場合もあります。そのため、腰へ負担がかかります。腰痛で悩んでいる人には、キャニスター型よりもスティック型の掃除機の方が適しています。

スティック型は、キャニスター型よりも軽量である点が最大の特徴です。コードレスタイプが多いため吸引力に難があると思われがちですが、近年販売されているコードレスのスティック型掃除機は吸引力も問題なく、腰痛を予防しながらスムーズに掃除ができます。

• コードレス：本体にバッテリーを内蔵しており、あらかじめ充電をして使用するタイプです。電源コードがないので取り回しがいいのが特徴ですが、使用時間が限られるため長時間の掃除には向きません。

• コード付き：直接コンセントから本体へ給電するタイプです。コードレスのように時間を気にすることなく掃除ができますが、コードの長さによって掃除できる範囲が変わり、広範囲の掃除ではコンセントの差し替えが複数回必要になります。

• サイクロン式：吸引したゴミと空気を遠心分離で分けてゴミのみを集める方式で、吸引力が落ちないのが最大の特徴です。ゴミが溜まったら捨てるだけで紙パックが不要なので、消耗品のコストもかかりません。

• 紙パック式：掃除機内部に取り付けた紙パックにゴミを集めるタイプです。ゴミが溜まったら紙パックごと捨てるだけという手軽さがメリットです。ですが、紙パックがなければ使用できないので、ランニングコストがかかるのがデメリットといえます。

掃除機をかける際の腰を曲げる姿勢や掃除機の重さは、腰痛を引き起こす原因になります。腰痛予防のために、軽量な掃除機を使って腰に負担をかけない姿勢で掃除することを心がけましょう。